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野田利治(竹細工)

 1935年に、武雄市西川登町の兼業農家で生まれる。中学卒業後、本格的に竹細工を作り始め、21歳のとき、佐世保の野田竹細工店に跡取りとして養子に入る。主に炭坑や建築・土木、造船の現場で使われる道具などを制作し、まちの発展を支えて来た。時代の流れとともに、日用品であるザルやカゴなどを作り始め町場の職人として竹細工を作り続けて現在にいたる。
その作品の丈夫さや丁寧な仕事、使用品の修理対応などにも細かにこたえ、コツコツと作り続ける姿勢に、市内だけでなく遠方からの注文も多く、忙しい毎日を送っている。

 2013年3月号の「広報させぼ」巻頭特集でその仕事が紹介された。このほか、朝日新聞(全国版)、長崎新聞など数々の媒体で紹介されている。
 2005年、手仕事フォーラム主宰であった故久野恵一氏に見いだされ日本民藝館展に出品された「段物魚籠」(ギャラリーに写真掲載)が日本民藝協会賞を受賞し、日本民藝館(東京)で展示された。このときの様子は、久野氏のレポート(←手仕事フォーラムのページに飛びます)に詳細が掲載されていますので、ぜひご一読ください。

浦川奈美(写真)

 一眼レフを使い始めて15年。それ以前も常にカメラを持ち歩いていた写真好き。現在は市内近辺の取材等を行う編集者として、印刷物やウェブ用の撮影を行うほか、人物を中心に個人的な撮影依頼も請けている。野田氏とは「広報させぼ」の取材時に初対面。以降、頻繁に撮影を重ね、今回の展示を企画した。

 

→広報させぼ2013年3月号・巻頭特集「佐世保 手仕事の人」

→浦川奈美ホームページ

立石剛(映像)

 市内の企業で映像関連の仕事を行うかたわら、自分の作品作りを行っている。2012年、火災後の戸尾市場街で行われた市民主催のイベント「ほぼフェス!」の告知動画を制作し、YouTubeに掲載。瞬く間にその再生回数は1700回を超え、イベントの集客に大きく貢献した。
 以前から職人の記録映像に興味があり、今回浦川の呼びかけで野田氏の撮影を行った。


→立石の作品、ほぼフェス2012告知動画 ※終了したイベントです。
 

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